今日の一言 4月17日 明日は全国学力・学習状況調査
- 公開日
- 2017/04/17
- 更新日
- 2017/04/17
校長雑感 一隅を照らす
平成24年度から平成28年度まで5年間の「全国学力・学習状況調査」の結果を経年比較してみました。
5年間の学力の推移を折れ線グラフにすると
平成24年度を起点に、25年度・上昇、26年度・若干下降、
その後28年度まで右肩上がりになっています。
学習状況調査の児童質問紙のアンケート(意識や生活実態)を同期間で比べてみました。その結果、学力の折れ線グラフと同じ形になった質問項目がいくつかありました。
それはとても興味深いものでした。
「いじめはどんな理由があってもいけないことだと思いますか」
「自分には良いところがあると思いますか」
「ひとの役に立つ人間になりたいと思いますか」
その他は、
「読書は好きですか」
「毎日同じくらいの時間に寝ていますか」
・・・
教育効果の検証は簡単ではないと言われています。
「相関関係」と「因果関係」は、はっきり区別しなければいけないそうです。
たまたま傾向値が似ているからと言って、短絡的に因果関係に結びつけてはいけないと・・・・
例えば、
「読書が好きだから、勉強ができるのか?」
「勉強ができるから、読書が好きなのか?」
・・・
学力向上と教師の指導力の因果関係は?
経済格差と学力格差の因果関係は?
・・・
数少ない資料となる「全国学力・学習状況調査(対象6年生) 」を拠り所とすることに選択肢はなく、この傾向値を基に「運営に関する計画」を策定しているところです。
さて、明日は全国学力・学習状況調査が実施されます。