「私たちは、自分たちの領域を知ることが大切なんです。
　自分たちの影響範囲を逸脱して、傲慢な態度にならないように
　戒めなければいけません。」

「校長先生、ほらそこに教育小六法があるじゃないですか。
　教育基本法の第十条を見てください。
　教育の第一義的責任を学校では負えないんですよ。」

・・・・

（家庭教育）
第十条　
父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身につけさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るように努めるものとする・・・・

（教育基本法・第十条より「１」）

・・・・

今日、大学で教育学を教えている先生が来校されました。
私が、学校教育について得意顔で話をしていた時に
彼はニコニコしながら、「教育の第一義的責任は家庭なんですよ。ご存じでしょう。」と・・・。

そのことを忘れて、保護者の皆さんに相対していたことがあるのではないか。
はっとさせられた瞬間でした。

彼には、私の語り口調から気負い過ぎているように見えたのでしょう。

付箋やマーカーでいろいろ印が入っている教育小六法。
公募校長の研修期間（平成26年1月から3月）に教官から読み込むように言われていました。

読み直し精読しなさい・・・という声が聞こえたように思いました。