学校日記

今日の一言 5月11日 いじめについて考える日 その3

公開日
2017/05/11
更新日
2017/05/11

校長雑感 一隅を照らす

「反省させると犯罪者になります」岡本茂樹(新潮新書)

・・・

反省文を書かせるというのは、昔から生活指導の方法としてスタンダードではないでしょうか。
ところが、この本は「反省文を書かせても、心から反省することに繋がらないし、実際に反省文を書いた本人の態度は変わらない」と主張しています。

「反省しているか?」「反省しなさい」「反省しているという気持ちを書きなさい」
そう言われて書かされたり言わされたりした反省文や反省の言葉は、上滑りなものだと・・・

本人が、自らの気づきや自分自身に向き合うことから、初めて生れ出る【反省】。
こういうものだけが本当の【反省】になる。

簡単に、子どもに反省を促していないだろうか?
私たちは、反省する言葉を子どもたちから引き出すだけで、
指導が終わったとしていないだろうか?

丁寧で時間のかけた指導、
内面から反省を引き出せるような指導が
強く望まれる。