学校日記

今日の一言 9月19日 音楽を信じているから・・

公開日
2017/09/19
更新日
2017/09/19

校長雑感 一隅を照らす

「宮川さんは、音楽を信じているからじゃないでしょうか」

***

子どもたちの声があっという間に変わります。

何か難しいことを言ったのではありません。
ややこしい音楽的な指導をしたのでもありません。

言葉と表情(顔や身体表現)だけで、ピアノも弾いていないのに
子どもたちが変わっていきます。

***
宮川さんが、東京へ帰ってしまった後、「カンターレ!あかんたーれ」の作詞家の響さんと校長室で長い話になりました。

「子どもたちの指導は、簡単ではありません。」
「ひとつ間違うと、口うるさいコーチのような指導になってしまいます。」
「宮川さんと子どもが生き生きと音楽できるのはなぜでしょう?」

−子どもの力を信じているからではないでしょうか。
−子どもは音楽を感じる力があるし、音楽できる能力があります。

「・・・ん〜、少し違うような気がします。
   子どもはもちろん力はありますよ。
   でも、子どものちからというより・・・」

「宮川さんは、音楽を信じているのではないですか?」

「音楽の力に、自然に身をゆだねれば、
 子どもたちは、そのまま≪音楽≫してしまうのです」
「私たちは、音楽の邪魔をしないようにすることです。」
「宮川さんのように、音楽を信じれば、音楽が自然と子ども(人)を
 ≪音の世界≫に連れて行ってくれるんじゃないですか。」

「子どもたちに、音楽を感じさせること。
 子どもたちが音楽を感じることの邪魔をしないこと。・・・
 それこそ音楽の教育なのかもしれません。」