7月終わりから8月初めにかけて、ニュージーランドへ海外教育視察に行ったことは以前、ホームページでご紹介しました。
この度、「小学校時報」という小学校の先生方が購読する月刊誌に私が書いた「報告文」が掲載されましたので、一部ご紹介したいと思います。
****
【独自の教育とは?】
一 はじめに
對馬洋団長(立川市立第一小学校校長)以下全国から集まった校長二十名は、平成二十九年七月二十九日から八月四日までの期間、ニュージーランド各地の学校三校とエデュケーションNZ(オークランド支部)を訪問するなどの教育事情視察を行った。
ニュージーランドの学校教育制度の大枠は日本と大きく変わらない。
↓
学校教育は、ナショナルカリキュラム(学習指導要領)に従いつつ、学校独自の教育過程を編成し実施される。学力の基準はナショナルスタンダードとして示され、監督部署であるERO(エデュケーション リビュー オフィス)が評価する。ニュージーランドで特徴的なのは、デサイル(Decile)という制度である。校区の家庭の収入を十段階のレベルで表し、財政的な必要性に応じて国が支援をする。例えば、レベル十のように経済力の高い地区の学校には、国からの支援は少なく、レベルの低い地区の学校には厚い支援をする。学校運営全般は、BOT(ボード オブ トラスティーズ)と呼ばれる学校運営組織(学校協議会)が担っている。学校運営方針を策定するだけではなく、教育活動に必要な人的、物的資源の確保にも努め、校長も含めた人事権も有している。デサイル・レベル十のような学校では、BOTのメンバーでもある保護者による自助努力(寄付金・バザーなど)が求められている。こういった状況下で、各校が特徴のある学校教育を実践している。
(小学校時報 10月号より P52・53)
桃陽小学校ホームページ
8月1日↓
http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e591242&frame=weblog&type=1&column_id=605047&category_id=8174
8月2日
http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e591242&frame=weblog&type=1&column_id=605183&category_id=8174
http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e591242&frame=weblog&type=1&column_id=605903&category_id=8174