学校日記

今日の一言 10月26日 小学校時報から その4(ラスト)

公開日
2017/10/26
更新日
2017/10/26

校長雑感 一隅を照らす

三 まとめ
視察旅行中の七月三十一日、学校制度「デサイル」の見直しが決定されたという報道があった。以前よりこの制度には賛否両論あったそうだ。日本のみではなく、どの国においても理想的な教育制度に向けて、教育改革は留まることを知らない。また、我々にも馴染み深いPISAの指針が国の教育方針に明確に反映されていた。聞きなれた教育スローガンを耳にする度に、世界中が同じ基準で教育することに疑問を感じた団員もいたようだ。
目の前の子どもたちの成長のために独自の教育を実践しようとするニュージーランドの校長、「現場」の教職員のひたむきな姿。日本の仲間たちの姿と重なった。
『移民など言葉や習慣に課題のある子どもたちを仲間として受け入れ共に成長していく。子どもたちには、そういう意識が育っています。』訪問三校目の校長が誇らしげに語った。ニュージーランドは国の経済成長戦略のために多くの外国人を受け入れている。その必然性から、多民族・多文化理解教育は、学校教育の中心になっている。そこには、ニュージーランド独自の教育の方向性を明確に見ることができる。翻って『日本独自の教育とは?』
考えさせられた一週間であった。