学校日記

今日の一言 12月18日 Cantare a Cantare その1

公開日
2017/12/18
更新日
2017/12/18

校長雑感 一隅を照らす

ロビーに漏れ聞こえてくる「カンターレ!あかんたーれ」の最終曲。その音楽に合わせて夕陽丘高校の高校生たちがきゃきゃと嬉しそうに踊っている。なんて楽しそうなんだろう。楽しい?ときくと、屈託のない笑顔が大きく頷く。
そのとき、満場の拍手が鳴り響くのが、会場から聞こえた。全曲演奏が合わったのだ。それと同時に、客席の左右と後方にある4つの扉が開く。夕陽丘高校と文の里中学校の生徒たち150名が会場に駆け込み、客席と客席の間の通路に立った。ステージには250名の桃陽小の児童。客席には1400人の先生たち。

「宮川彬良先生、桃陽小学校の皆さん!ありがとうございました。それでは、先程、研究演奏してくださった文の里中学校、夕陽丘高校の生徒さんたち、そして会場の皆さんもご一緒に、もう一度『カンターレ!あかんたーれ』の最終曲・「うたえ!あかんたれ」を歌いましょう!!」

1800人の大合唱の始まりだ!

 第9曲目。ffで始まる、弾(はじ)けるような序奏。作曲者自身のピアノ演奏だ。会場はいやがうえにも盛り上がる。曲が進むうちにどんどん、会場のテンションが上がっていくのが分かる。そこに突然現れる「祈り」の情景。ピアノが奏でる上向形のアルペジオ。会場が一瞬、真空状態になったようだ。その刹那、一挙に終曲のクライマックスへ。単純な主和音の繰り返し、モルトクレッシェンド。そして、会場全体にフィナーレの歓声が響き渡った!

「あかんたれ」!!!