天満にある「くらしの今昔館」へ３年生が社会見学に行きました。

　大阪市内の３つの小学校から来ている１５０名ほどの子どもたち。
　「くらしの今昔館」の３階のホール、いっぱいになっています。

　展示場へ行く前にむかしの生活の様子などについて
　半時間ほどのレクチャーがありました。
　「むかし」と言っても、江戸時代から昭和にかけての時代です。

・・・

「ダイヤル式の電話を見たことがある人？」
　歳の頃なら７０歳。説明をしてくださった男性が質問をします。

　子どもたちの手が一斉に挙がりました。




「では、使い方が分かる人は？」

　これまた、たくさんの手が挙がりました。
　あてて欲しいのか背伸びをするように手をあげている子が何人もいます。

「本当に分かる？」
「はい！では君！やってみて！１１９番に電話してみよう」

走り出てきた男の子。
電話のダイヤルに指を近づける映像が
ホール前方の大スクリーンに映し出されます。

・・・ん？　んんん？

なんと、ダイヤルのまわし方が分からないようです。ヘンな手つきでダイヤルの丸い枠をくるくる回そうとしています。

「ちょっと、違うなぁ・・。　じゃあ次の人？」

数名の子どもたちが出てくるのですが、みんなできません。
あれやこれやとやってみますが、みんな本当に知らないようです。

やっと何人か目の子が正しくできると、会場から「おー！！」という
どよめきが起こりました。

・・・
今を去る三十数年前、私が学生のころプッシュホンが出始めて、
あっという間にダイヤル式の電話がなくなっていったことを思いだしました。

子どもどころか、一緒に引率をしていた２０才代の先生も「実は」使い方に確信を持てなかったとのこと・・・・

ウソのような本当のはなしでした！
皆さんのお子さんはダイヤル式の電話の使い方分かりますか？