今日の一言 2月16日 働き方改革 10 Gelbe Zettel2
- 公開日
- 2018/02/16
- 更新日
- 2018/02/16
校長雑感 一隅を照らす
日本に帰ってきて驚かされたのが、義務付けられている健康診断です。
ある日、教頭先生から「健康診断結果です」と結果用紙を渡されました。
それは、封筒には入っていませんでした。
私の健康状態を教頭先生は、見ることができたのです。
私のごくごく個人的な問題を第3者に見られてしまうことに
大きな違和感を覚えました。
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10数年前、日本に一時帰国した時、慶応大学付属病院で診察を受けたことがあります。
小一時間ほど待たされて、案内された診察室は、薄いカーテンで隣の患者さんの声がはっきり聞こえるようなところでした。隣では、声の大きな男性のお医者さんが問診しています。
私にも、隣の患者さんの病状がはっきり聞き取ることが出来ました。
「えっ!自分の診察のときも隣にまるまる聞こえるじゃないか。」
私の担当医は30歳ぐらいの小柄な女性でしたが、遠くまで聞こえるきれいな透明感のある声の持ち主でした。
思わず「少し小さな声で話してくださいませんか」と言ったことを今でもよく覚えています。
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私(わたくし)と公(おおやけ)の線引き。
自分と他者との距離感。
プライバシーについての考え方。
ドイツと日本では、大きく違うようです。
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「プライバシー(個人的な領域)」という意味に繋がるのか、少し疑問なところもありますが、ある年のクリスマスイブ、激しい腹痛に襲われて、マンハイム(ドイツ中部の街)の病院に入院した時のはなし。これは面白いかもしれません。