学校日記

今日の一言 4月9日 私たちも、しっかり聴いてあげよう

公開日
2018/04/09
更新日
2018/04/09

校長雑感 一隅を照らす

きれいにかかとが揃った下駄箱。
真新しい上靴が目立ちます。

「クツのかかとを揃える」
これは、その昔
天王寺師範学校の先生だった森信三先生のことばです。

「良い教育が出来ている学校は、一目でわかる」
全国の小学校・中学校を見て回った森信三先生は、
良い学校には共通する点があることに気付いたそうです。

それが、「下駄箱の靴のかかとが揃っている」ことでした。

良い学校は、クツのかかとが揃っている・・のであれば
クツのかかとを揃えれば・・良い学校になるのではないか。

そう考えました。
4年前から、子どもたちに言い続けてきました。

もう一つ、ずっと言い続けてきたのが、入学式にも、今日の始業式でもいった
「先生の話をしっかり聴く」

「子どもたちに覚えてほしいこと、身につけてほしいこと」がたくさんたくさんあります。毎日毎日、先生も保護者の皆さんも大切なことをたくさん言います。
もし校長がその上に、もっともっとといろいろ言ったのでは、子どもたちはパンクしてしまいます。言いたい気持ちをぐっと押さえて「先生の話をしっかり聴こう」と・・・。

・・・
ところで、私たち大人は子どもたちの話しをしっかり聴いているでしょうか?

「話している人の目を見て、話している人の方に自分のおへそを向けて、聴きましょう!
何かしながらではダメですよ。ちゃんと手を止めてこちらを向きなさい!」

忙しい時があります。大人の大切な話をしている時があります。
そんなときに、手を止めて、大人の話しを止めて、
子どもの目線までしゃがんで、「なあに」と言ってあげたい。

子どもたちに話をしながら、私は子どもたちの話しをしっかり聴けているだろうか?
自問自答していました。