学校日記

今日の一言 5月8日 働き方改革 22 学校における間接業務

公開日
2018/05/08
更新日
2018/05/08

校長雑感 一隅を照らす

その大企業が倒産した時、その原因の一つとして取り上げられたことに「間接業務・間接部門の肥大化」がありました。

「顧客と直接かかわる業務でもなく、その企業の製品やサービスにかかわることでもない。そんなことに時間と能力と資金をつぎ込んでいる。
 人員配置でも予算でも、いわゆる直接業務より、間接業務への配分が多い。」

その時期は、団塊の世代の職員が多く、彼らにポジションを与える為に間接部門をどんどん作っていったと言われます。新しい部署を作れば、そこには目標が設定されます。
目標があるのですから、業務が発生します。業務成績を具体的に示すために、PDCAをまわします。間接部門をつくると、必然的に間接業務が作り出されます。
この業務は、顧客に直接結びつきません。

顧客に直接結びつかないにもかかわらず、間接業務部門に配属された人はがんばります。
がんばるのですが、その企業の利益には結びつきません。それでも、与えられたミッションをクリアするのが至上命令です。がんばれば頑張るほど業務が拡大し、本来、その企業がもつべき使命から、どんどん外れていきます。

社員は、この企業に入った時の夢や初心を忘れ、モチベーションは下がり、疲弊し、最後には・・・・

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では、学校にも間接業務はあるのでしょうか?
学校は、この企業のようになっていないでしょうか?