学校日記

今日の一言 1月15日 天長会

公開日
2019/01/15
更新日
2019/01/15

校長雑感 一隅を照らす

「何を言ってるんだ!会ったその日から我々は仲間じゃないか!」

その言葉を聞いて、涙がこぼれるのを我慢できませんでした。

***

「天王寺区の校長先生の集まりのことを『天長会』と言います。

そう教えてもらったのは、
毎年1月の第2週・土曜日と日曜日に行われる天長会の旅行のときでした。
この旅行の間で、私は先輩の校長先生たちから貴重なお話をたくさん聞くことができました。また何より嬉しかったのは、外から入ってきたよそ者として扱われなかったことです。

・・・

2013年12月、大阪に行くことになりました。周りの人たちにそのことを話すと、決まって同じようなことを言われました。それは・・・

「焼石を拾いに行くようなものだぞ。まったくアウェイの中でしんどい思いをするだけだ。うまくいくわけがない!」

そんな声など何するものぞ!と、大きな期待と希望をもって帰ってきた日本・大阪。でも、周りからもちらほら、同じような声も聞こえてきます。やっぱり、そうなんだろうな、と不安は大きくなるばかりでした。

・・・

2014年春。そんな思いを払いのけるように、がむしゃらに走り続けて9か月。迎えた3学期はじめ・・1月。

温泉につかりながら、私は先輩の校長先生に甘えて、「仲間になりきれない」「受け入れられていないのではないか」などと愚痴のようなことをぶつぶつ言っていました。

すると彼は、

「何を言ってるんだ!会ったその日から我々は仲間じゃないか!」

少し泣きそうな怒ったような顔でそういうと、お湯を大きな手ですくうと、自分の顔にバシャッとかけました。彼のギョロッとした大きな目は、お湯で濡れていました。

このときから、私は大阪の、天王寺区の、そして桃陽の校長になったような気がします。

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今年で、その天長会の旅行も5回目の参加となりました。
今回も、たくさんの勇気をもらいました。
ありがとうございます。

(バスの名前は、何と!トーヨーふれあいバス!!)