大阪ならではの献立
- 公開日
- 2020/10/17
- 更新日
- 2020/10/17
お知らせ
金曜日の献立は、お好み焼き、豚汁、きゅうりの梅風味、ご飯、牛乳でした。
大阪は昔から、「天下の台所」「食いだおれ」などと言われ、食文化が栄えた町です。
現在の大阪の食文化を語るには、たこ焼きやお好み焼きなどの「粉もん」がはずせません。「粉もんは」もともとおやつでしたが、おいしいものが大好きな大阪人が知恵と工夫をこらして、料理として確立させたそうです。
給食では、卵、やまいも、かつおぶし、あおのり、キャベツ、青ねぎを混ぜ込んだ生地を鉄板に流しいれ、大きな長方形のお好み焼きを焼いています。
焼きあがったあとに包丁で切り、提供しています。
この日は、汁ものとして「豚汁」が出ていました。豚汁には、さつまいもやごぼうなど、秋から冬にかけて旬を迎える食材がたくさん使われていました。
2枚目の写真は、この日の給食に使われていた食材を黄・赤・緑の三食食品群にわけて表示しているものです。
このボードは毎朝、給食委員会の児童が当日の給食の食材に貼り替えてくれています。
通りがかった児童が「今日の給食はなにかな?」「おお〜!おいしそう!」などと言いながらボードを見ている様子もよく見られます。
このように給食では、毎日様々な食材が登場します。好きな食べものもあれば、もちろん、苦手な食べものもあると思います。こんなの初めて食べた!という声を聞くこともよくあります。
食事は、味覚をはじめとした五感(聴覚、嗅覚、視覚、触覚)を同時に刺激します。
つまり、食事をすることは、脳の発達や感性を磨くことにつながるとされています。
ちなみに、五感の一つである、「味覚」は生まれつき決まってしまうものではなく、いろいろなものを食べて経験することによって幅を広げられるものだとされています。
給食を通して、様々な食材や味つけと出会うことで、味覚の幅を広げ、育てるお手伝いができればなと思っています。