今週の校長講話
- 公開日
- 2021/01/19
- 更新日
- 2021/01/19
お知らせ
毎日毎日、コロナウイルスの暗いニュースでばっかり。校長先生のお話やあいさつ文もコロナコロナで飽きてきました。そこで今日は科学のお話をします。
覚えていますか?3学期はじまってすぐの1月8日はとても寒かったですね。大阪のこの日の最低気温は−1.5度でした。大阪のこれまでで一番の最低気温を調べてみました。今から40年前の1981年2月27日の−5.5度でした。ついでに日本記録も調べました。これは120年ほど前の1902年1月25日北海道旭川で観測した−41度です。ちなみに世界記録はどこだと思いますか。答えは南極大陸で観測した−88.3度です。
1月8日はバケツの水も凍っていました。大勢の子が校長先生に道で見つけた氷を見せてくれました。実はプールも厚さ2センチぐらいの氷が張っていましたよ。水が氷になる温度を凝固点と言います。それは正確には0度です。だから、道端の水たまりが凍っていたら「あぁ今日は0度になったんだな」と考えてもかまいません。
さて、みなさんはこんなものを知ってますか。使い捨てカイロです。
中身を袋から出すと熱くなりますが、どうしてなのか知っていますか?
実はこの袋の中には鉄の粉と木の粉、炭の粉、石の粉、塩と水が入っています。鉄は空気や水に触れるとさびます。その時に酸加熱という熱が生まれます。
袋をやぶると中の鉄の粉が空気に触れてさびだして温かくなるという仕組みです。木や石の粉は、どんどん速くさびさせてもっと熱くするために入っているそうです。
これを考え出した人はえらいですね。