東レ 出前授業 5年
- 公開日
- 2016/02/15
- 更新日
- 2016/02/15
できごと
2月5日(金)に5年生が東レから来ていただいた講師の方にとても楽しい出前授業をしていただきました。
まず、絵の具で作った色水をろ過できるかという実験です。ろ紙では、何枚重ねても色水をろ過することはできませんでした。そこで、東レの方から持ってきていただいた特別な道具、中空糸膜を注射器の先に付けて、再びろ過の実験開始です。みんな一生懸命に注射器で色水を吸い込むと...。なんと、真っ青だった色水が、透明になりました。子どもたちは、とても驚いています。ろ紙では通りぬけてしまった絵の具は、断面のすき間が小さい中空糸膜では通りぬけることができませんでした。
今度は、食塩水でチャレンジです。さきほどの中空糸膜でろ過実験開始です。ろ過したあと、蒸発させてみると...。食塩が出てきてしまいました。ろ過できませんでした。食塩は中空糸膜よりも粒が小さいようです。
東レでは、この食塩をろ過する中空糸膜よりも細かいものを開発されています。世界では、きれいな水を飲むことができない国がたくさんあります。海水を真水にかえるろ過装置を作っておられることに、子どもたちは感心していました。
理科の実験が、世界の国々に目を向ける社会科の勉強へとつながる素晴らしい出前授業となりました。