児童集会 音読発表会
- 公開日
- 2015/07/09
- 更新日
- 2015/07/09
お知らせ
今朝の児童集会で、6年生による音読発表会がありました。本年度の第1回目を6年生が、谷川俊太郎「生きる」と蒔田晋治「教室はまちがうところだ」を広い体育館に響く声で群読をしてくれました。長い詩で覚えるのに苦労したと思いますが、上手に発表できました。それでは、谷川俊太郎「生きる」を紹介します。
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬がほえるということ
いま地球がまわっているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ