学校日記

今年もやります『赤ちゃん先生』 〜校長経営戦略(加配)予算〜

公開日
2015/08/20
更新日
2015/08/20

豊里トピックス

  
申請していた校長経営戦略予算(加配予算)が、2年連続で認められました。我ながら、すごい、びっくりです。



2年生が取り組む「赤ちゃん先生プログラム」とは…
0歳から3歳くらいまでの小さな赤ちゃんと母親がペアで行う「命の授業」です。


2年生の児童約10名を1グループとし、グループごとに1人の「赤ちゃん先生」と「ママ講師」がつきます。
授業は月に1回、計5回のプログラムで構成されており、その間、同じグループには、同じ「赤ちゃん先生」と「ママ講師」がつき、その5か月間の赤ちゃんの成長を肌で感じることになります。

代表者の恵夕喜子さんは、
「そもそも、人間の誕生そのものが奇跡。子ども達にその命の大切さをしっかり伝えていきたい。」と言います。


今の子ども達には、
自尊感情や自己肯定感、つまり「自分はこの世に必要な存在だ」という認識が低く、自分の命の大切さに気付かないから、周りのお友達も大事に思えない。それが、「いじめ」や「自殺」につながるのではないかと考えられています。


授業の中で子ども達は、
妊娠から出産までの道のりを「ママ講師」に語ってもらったり、おむつや着替えでぎっしり重たいマザーバッグを見せてもらったりします。
授業を重ねるごとに成長する「赤ちゃん先生」とお世話する「ママ講師」。
二人の様子をつぶさに見つめ、自分自身の成長にもたくさんの愛が注がれているのだと知ります。
「自分は特別な存在」と認識すると、周りのお友達も自分と同じように「大切な存在」だと気づくことができるのです。


また、別の授業では、
赤ちゃんの振る舞いや反応から、赤ちゃんの思っていることを想像して想像力や共感力を養います。
実施した学校の先生たちからは、そうした想像力や共感力は、相手を思いやる気持ちを芽生えさせ、「いじめ」につながるような、からかいの雰囲気が激減したと報告されていました。
            ※「赤ちゃん先生」HP参照&加筆)



●実施予定や取り組みの詳細等については、改めてご連絡いたします。
また、併せて「並行読書」のための図書購入の高額な予算も認められました。随時このHPでお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。


                      (学校長)