またまた大きな教育ニュース
- 公開日
- 2013/10/09
- 更新日
- 2013/10/09
お知らせ
日曜日の「教員の公募」に続き、大阪市の教育記事が昨日の夕刊のトップを飾っていました。(最近は校長が新聞やテレビのニュースで初めて知る教育記事が多すぎます)
それは、中学校3年生・小学校6年生を対象に毎年実施される「全国学力・学習状況調査」の自校成績の全面開示の義務化です。
従来、児童生徒へは個人結果を伝えるとありましたが、全面開示は各校の判断にゆだねられていました。そのため大阪市の全小中学校429校中、19校しか全面開示を行っていませんでした。
本校では、「学校協議会」で検討を行い、学力だけでは測りきれない学校の取り組みがある。保護者や児童に不要な心配を与え、学校の序列化につながるとして、全面開示を見送ってきた経緯があります。
本来この調査は、各教科の様々な分野・領域の理解度を確認し、その後の教育活動の改善に生かすためとされてきました。しかし、次年度から実施される「就学制度」の変更も視野にいれ、保護者や児童生徒の知る権利を優先した決定になったようです。
文部科学省は「調査の実施要綱を逸脱している可能性がある」としていますが、大阪市教育委員会より正式な指示があり次第、開示に向けて、その時期や方法の検討を行います。どうぞよろしくお願いします。 (学校長)