ネット社会に生きる子どものために1 〜『スマホ18の約束』〜
- 公開日
- 2016/07/04
- 更新日
- 2016/07/06
豊里トピックス
情報化社会がすすむ昨今、
携帯電話やスマートフォン、パソコン等を介した事件やトラブルが連日のように報道されています。
子ども達が事件や事故に巻き込まれることがないよう、便利さの裏に潜む危険性をしっかりと教えることは、私たち大人の義務です。
6月11日(土)、
講師の先生をお招きし6年生の児童対象の『情報モラル学習』を実施しましたが、やっぱり、他学年の児童の中でも、携帯やスマホのメールやラインを使ったトラブルが起きています。
機会があればと、
豊里南小学校の校長先生から教えていただいていた『スマホ18の約束』を分割して掲載します。よくお読みいただき「家庭のルール」の一助としていただければ幸いです。
●時は2012年、アメリカのボストン郊外でクリスマス、
子どもにはじめてスマートフォンをプレゼントした母親が
書いた手紙です。
(翌年「東京新聞」に掲載され大きな話題になりました。)
★★★★★★ 『スマホ18の約束』1 ★★★★★★
グレゴリーへ、 メリークリスマス!
あなたは今日からiPhoneの所有権を持つことができます。
やったね!責任感のあるお利口な13歳なので、このプレゼントはあなたにふさわしい。しかし、このプレゼントを受け取ると同時にルールや規則が付いてきます。以下の使用契約をゆっくり読んでください。
私の親としての仕事も分かって欲しい。あなたを健康で豊かな人間性を持った、現代のテクノロジーをうまく活用していける大人に育てなければならないといことを。
以下の規則を守ることができなかった場合、あなたのiPhone所有権も無くなります。 あなたが大好きでたまりません。あなたと何百万個ものメッセージ交換をするのが楽しみです。
1.これは私の携帯です。
私が購入したものです。だから当然支払いもします。あなたに貸して
いるものです。
2.パスワードは私に報告すること
3.これは電話です。鳴ったら出ること。
「もしもし、こんにちは」と礼儀正しく言いなさい。もし 画面に
パパやママと出たら無視することなく必ず出なさい。
4.学校がある日は夜の7時30分、毎週末は夜9時に、親のどちらかに
電話を返却しなさい。
友達の親が直接出る固定電話にかけられないような友達なら、メール
も電話もしてはいけません。
5.携帯電話は学校に持って行ってはいけません メールのやりとりを
する子とは直接会話をしなさい。会話することは人生のスキルです。
6.携帯電話をトイレや床に落としたり破損した場合の修理費用はあなた
の責任です。お手伝いや誕生日のお祝い金であなたに払ってもらいま
す。こういうことは起こるから、準備しておいたほうがいいわよ。
●約束を6つずつ、3回に分けて掲載します。
これぐらい毅然と子ども達に伝えたいですね。
(学校長)