日本人特有の気質かもしれない
- 公開日
- 2016/08/23
- 更新日
- 2016/08/23
豊里トピックス
8月22日(月)、
大きな夢と感動を与えてくれた「オリンピック」が閉幕しました。
日本人選手は、
金メダル:12 銀メダル:8 銅メダル:21
と、過去最多の41個のメダルを獲得するとともに、10代の若手も
活躍し、4年後の東京大会へ弾みをつけました。
でも、その反面、
4連覇を期待されながら惜しくも優勝を逃したレスリングの吉田沙保里選手など、残念な結果に終わった選手も少なくありません。
そこで気になったのは、負けた試合後のインタビュー。
涙を流しながら、口をそろえ「ごめんなさい。」「期待に応えられずに申し訳ない。」と謝罪し続けていました。(外国人選手のそんなインタビューは見たことがありません)
それを見て、たくさんの人たちが
「もう、いいよ。」「一生懸命頑張ったんだから謝る必要なんかないのに・・・」と感じたことだと思います。
でも、なぜ謝るんでしょう??
誰に対する謝罪なんでしょう??
横のつながり(人間関係)を大切にし、「世間(せけん)」という見えない独特の社会がある日本と、ヨーロッパやアメリカなど個人を前提とした集合体としての社会との違いかもしれませんが、私たち日本人には、それまでの努力より「結果」にこだわりすぎる傾向があるような気もしてきました。
そう考えると、
私たちは日常生活の中でも、結果を残さなければ「罪(つみ)」、「謝って当然」という雰囲気を作り出しているのかもしれません。
一例をあげると、
●子ども達が頑張って勉強したけれど、
テストではいい点数をとることができなかった・・・
保護者のみなさんなら、
「しっかり、頑張ってんから仕方ないね。」と暖かい声をかけてあげますか、それとも、厳しく叱責し、子どもに「ごめんなさい。」と言わせますか。
中には「泣くまで」「ごめんなさいと言うまで」怒りつづける・・・
という選択肢もありそうで、ちょっと怖いです。
恥ずかしながら、私の対応はずっと後者だったような気がします(笑)。
大きく大きく反省です。
(学校長)