学校日記

お賽銭(さいせん)、10円盗めば・・・

公開日
2017/12/11
更新日
2017/12/12

豊里トピックス

 
去年も、同じ時期に掲載したのですが、耳の痛い話しをひとつ・・・


今年も東淀川警察の方とお話しする機会がありました。

相変わらず、
触法少年(14歳未満)の数は減少せず、特に「万引き」の低年齢化、罪の意識の低さは大きな問題と話されていました。

 ちなみに今日現在、東川淀警察署が認知しているだけで、
 小学生が31名・中学生が9名・高校生が6名で、小学生の万引きの数
 が突出しています。


たかが「万引き」、
と考える児童がいるかもしれませんが、「万引き」は立派な犯罪です。店舗の対応も大きく変化し、従来は保護者や学校へ連絡し、買い取りですませるケースが多かったのですが、今は初めてであっても警察に通報するなど、厳しく対応するケースが増えてきました。


目の前に迫った『冬休み』。
冬休みは、クリスマスやお正月といった楽しい行事がたくさんあり、子ども達の気持ちもゆるみがちです。その場の雰囲気に流され、つい足を踏み外してしまわないとも限りません。
ぜひ、ご家庭でも子ども達に、
「万引きは(泥棒と一緒の)犯罪やで。」ということをしっかり教えてください。どうぞよろしくお願いいたします。


《 10円とはいえ現金 》
数年前、大阪高裁で高野山金剛峰寺のお地蔵さんに供えられていたお賽銭(さいせん)10円を盗んだ男性の判決がでました。
その判決は、「10円といえども現金。刑事責任は軽視できない。」として、懲役1年の実刑判決でした。

 大人なら10円の賽銭泥棒で刑務所に1年。
 少年法に守られているとはいえ、万引きで盗む商品の金額はそれより
 きっと大きいはずです・・・        



                    (学校長)