小学生でも「ごめんなさい」ですみません1 〜自転車事故〜
- 公開日
- 2017/12/13
- 更新日
- 2017/12/13
豊里トピックス
昨日12月12日(火)、
横浜市で、中学3年の男子生徒が運転する自転車が歩いていた79歳の女性に衝突し、女性が死亡するという痛ましい事故が発生しました。
交通事故は本当に身近なところに潜んでいます。
子ども達が事故にあわないように、しっかりとした交通ルールやマナー
を教えることは私たち大人の使命です。
でも、いつもは「事故にあわない(被害者にならない)」観点から、子ども達を指導していますが、こうした報道に触れると「事故を起こさない(加害者にならない)」指導の必要性を痛感します。
《 小学生でも、事故を起こせば責任が生まれるんです。》
2013年の7月に、
神戸地方裁判所が下した判決を絶対に知っておいてください。
事件は、
小学5年生の児童(当時11歳)が、坂道を自転車に乗って下った際に、散歩中の女性(当時62歳)と正面から衝突してしまい、その女性は頭などを強く打ち、今も意識が戻らない状態が続いているというものです。
神戸地方裁判所は、自転車に乗っていた子どもの母親に対し、総額で9520万7082円もの多額の賠償金の支払いを命じました。
この判決は、
小さな子どもが気軽に乗り回している自転車が引き起こした事故に、ばく大な額の損害賠償が認められたという事実だけではなく、保護者の責任を認定し、親に支払いが命じられたという二重の意味で、大きなインパクトがあり、私たち大人はこの判決の重さをしっかりと胸に刻み込んでおかなければなりません。
(学校長)