学校日記

声掛け事案に私たちができること 2

公開日
2014/05/27
更新日
2014/05/27

豊里トピックス

と、お話しすると、大きな事件や事故が起こるまで、警察でも対応できない、ましてや地域や保護者では何もできないように感じるかもしれません。

ここで大切なことは、事件や事故を起こさない環境づくり、地域の抑止力です。


私が城東区に勤務していたころ、地域の【一家一灯運動】がありました。
全ての家が門や玄関の外灯をつけ、暗い夜道を減らすことで犯罪を減らそうとする運動でした。
「省エネの時代に…」と思われるかもしれませんが、20wの電燈なら1日10時間点灯させても月30円程度。びっくりするような負担ではありませんが、公的機関に外灯を設置してもらうとなると並大抵の取り組みではかないません。

一人一人のわずかな協力で街が明るくなり、犯罪に強い地域を作るのです。


今回の件でいえば、必要なのは【人の目】
この地域は、この街は、いつもたくさんの人に見守られているという環境作りが大切です。しかし、そのため大々的に活動しなければならないとすると、そんな活動は長続きはしません。
【一家一灯運動】のように誰でも、気軽に、継続してできる運動が必要です。

そこで、もう一度お願いします。

子ども達を学校へ見送るときに、子ども達を学校から迎えるときに、玄関先まで出てもらえないでしょうか。
掃除をしながら、植木や花に水をやりながら…で構いません。
10軒のお家が協力していただければ、10人の目が生まれます。
50軒のお家に協力していただければ、50人の目が生まれます。
これは、我が子を危険から守るだけでなく、地域の子ども達みんなを守る行動に必ずつながります。

学校は、今週もパトロールを続けます。
保護者の皆さんにおかれましても、子ども達が安心して過ごせる地域づくりを目指してご協力よろしくお願いいたします。                 (学校長)