いじめについて考える日
- 公開日
- 2021/05/10
- 更新日
- 2021/05/10
できごと
大阪市全体での取り組みである「いじめについて考える日」。
大桐小学校では、1・2年は、「いじめには3つの立場があること」3・4年では「いじめが自然に解消しない理由」5・6年は、「SNSにおいて起こりやすいトラブル」についてそれぞれ学び、そこから全学年「いじめをしない・させないためにどうしたらよいかを考える」という実践的な学習をすすめています。
このHPにも、いじめ防止基本方針を掲載しています。
保護者の皆さまにもお願いがあります。いじめが発見されるきっかけが、保護者の「子どもの様子がいつもと違う」という気づきであることが多いです。もし、何か違和感を感じられたら学校に連絡してください。担任も意識して子どもをみることができます。学校もいじめアンケート等でいじめを小さな芽のうちに発見しようとしていますが、最近のいじめは、SNS等を使ったいわゆる「コニュニケーション操作系」のいじめが多く、担任が気づきにくくなっています。
いじめには、3つの立場があります。
いじめている子、いじめられている子、そのまわりの子です。いじめ防止にいちばん重要な役割を担うのは、担任とまわりの子です。
ほとんどの場合、ちょっとしたもめごとは、いじめに発展する前にまわりの子たちの「もう、やめとけや」「仲直りしたら」という働きかけで未然に終わります。
しかし、学級の中で言いたいことが言えない雰囲気だったり、スクールカーストができてきたりすると、集団心理として発言力の強い子やそのグループの意見にみんなが「NO」を言えなくなってきます。こうなると、もめごとはいじめに発展しやすくなります。したがって、学級の中で誰でも自由に意見が言える雰囲気が大切です。それは担任と子どもたちが協働で作っていくものです。
普段の授業の中でたくさん発言させ、教え合い・学び合う取り組みを続けて、学級の雰囲気を明るく柔らかく耕していきます。
失敗しても笑われず、フォローしあえる雰囲気。
違いを認め合える居心地の良さ。
いじめ防止は、学力向上の必要条件でもあります。
【文責:阪口】