学校日記

8月25日(金) 2学期始業式

公開日
2017/08/26
更新日
2017/08/26

学校長講話

 まだまだ暑い日が続いていますが、今日は2学期の始業式です。夏休みの間静かだった学校に元気な深江小学校の子どもたちが帰ってきました。
 始業式ではいつものように全員で校歌斉唱を行いました。
 
校長講話(要旨)
 皆さんが元気に登校する様子を見て本当にうれしく思いました。
 今日から2学期が始まります。
 いつも「夢や目標を持って一日一日を大切にしましょう。」というお話を皆さんにしていますが、今年の夏8月にイギリスのロンドンで開催された「世界陸上」から2人の選手のお話をしたいと思います。
 一人は、5千m銀メダル、1万m金メダルのモハメド・ファラー選手です。彼は8歳の時に内戦で無政府状態だったアフリカのソマリアからお母さんと二人でイギリスに移住してきます。
 しかし、その時に双子の兄弟と離ればなれになります。彼は、祖国のこと、家族、平和のために陸上で頑張り続けました。そして、世界的に有名な選手になり、探し続けていた兄弟と再会することができました。その時の映像を校長先生は鮮明に覚えています。瓜二つのそっくりな大人になった双子の兄弟でした。彼はその偉業が認められ、エリザベス女王からサー(貴族)の称号を与えられることになりました。
 みなさんも、世界の国々では戦争があり、家族が離ればなれになっていることを知ると同時に、平和の尊さを考えてほしいと思います。
 二人目は、200m女子で金メダルを獲得したディナ・アッシャー・スミス選手です。彼女は、2012年のロンドンオリンピックでは、ボランティアとして選手の荷物を運ぶ係をしていました。17歳の彼女は世界の舞台で活躍する選手を見て、自分も選手としてこの舞台に立ちたいと強く思うようになり、これまで以上に練習をして自分の夢に向かって努力をしました。
 そして、今回の世界陸上では決勝のスタートラインに立つことができました。その決勝では5年前にあこがれたアリソン・フェリックスやベロニカ・キャンベルたちがいました。そして、彼女たちを破って金メダルを獲得するのです。
 みんなこのようにいくとは限らないでしょうが、スポーツに限らず何でも「夢や目標を持って、一日一日を大切にする」ことが大切です。
 最後に、ウサイン・ボルト選手がサニ・ブラウン選手に送った言葉を紹介しましょう。
「一生懸命努力しろ、自分の限界に挑め、そして楽しめ」ボルトのパフォーマンスばかりが紹介されていますが、彼は努力を怠ってはいなかったのです。
 皆さんは知らないと思いますが、今から10年前の2007年の世界陸上は大阪市の長居で開催されました。その世界陸上に2度も出場した日本人選手が深江小学校へ指導に来ていただいています。「荒川大輔」先生です。凄いですね。世界的な陸上選手だった荒川選手が大阪の東成の深江小学校に来てくれているのです。
 この9月6日には5・6年生に陸上の指導をしていただけることになっています。みなさんもこの貴重な体験を活かせるようにしっかりと荒川先生からたくさんのことを学んでほしいと思います。