9/19(火) 全校朝礼「室戸台風」
- 公開日
- 2017/09/19
- 更新日
- 2017/10/11
学校長講話
校長講話(要旨)
おはようございます。
3連休は台風の影響がありましたが、今日はすっかりお天気も回復しました。
そこで、今日は台風のお話をしたいと思います。
これまで、大阪市に最も大きな被害を与えた台風は80年以上も前の昭和9年9月21日に大阪を襲った「室戸台風」です。
被害の様子は、大阪市の3割が浸水し、小学校244校の7割が風速60m以上の暴風雨により全半壊しました。
また台風が上陸したのが、児童が学校に登校して間もない時間であったため、児童約270名が校舎に押しつぶされて亡くなりました。中でも、この近くの鶴橋第2小学校では約70名の尊い児童の命が失われています。原因は当時は木造校舎が多く暴風で倒壊したことでした。この後、大阪市では木造校舎の鉄筋校舎化が進められます。
また、今では当たり前になっている「暴風警報」も出されるようになりました。
これらには、多くの尊い命が犠牲になっています。その慰霊のために建てられたのが大阪城公園内にある教育塔です。
皆さんは、10月に「深江っ子ウオーキング」で大阪城公園に行きますが、ただ、楽しいだけでなく感謝の気持ちを持ちましょう。
また、皆さんの安全と安心ははこうした多くの尊い命の犠牲の上に成り立っているのだということを忘れないでください。
(写真)朝のあいさつ運動の様子