学校日記

9/10(月) 全校朝礼

公開日
2018/09/10
更新日
2018/12/10

学校長講話

校長講話(要旨)

 おはようございます。
 今日はこの夏の第100回全国高等学校野球選手権大会(甲子園)のお話をします。
 今大会は大阪桐蔭高校の史上初の2度の春夏連覇、金足農業高校の久々の秋田県勢の決勝戦進出など多くの話題がありました。
 その中でも、校長先生が感動した一人の選手を紹介したいと思います。それは高知商業高校の山中大河主将です。
 山中君は生まれつき右手の指が2本しかない障がいをもっていました。小学校1年の時に地元の少年野球の監督さんにあるビデオを見せられて入部を勧められました。そこには同じ腕に障害を持っている大リーガーのジム・アボット選手が映っていました。グラブを持ちかえて、投球できるグラブスイッチを見て「自分にもできる。」と入部を決断したそうです。
 その後、努力してみるみる野球が上達し、6年生の時には高知県選抜に選ばれるようになりました。そうして、野球の名門校の高知商業高校に進学するのです。
 今回のチームでは野球部全員一致で主将に指名されました。野球部の監督は「山中君は努力家で裏表がなく、いつも全力投球の男です。」と彼を信頼していました。
 甲子園ではベスト8をかけた愛媛の済美高校との試合で敗れはしましたが、試合後のインタビューで「最高の仲間と野球が出来て良かった。ありがとうと言いたい。」と答えていました。
 また、「僕がアボットに勇気づけられたように、自分も障がいを持つ人たちの励みになれたら」といつも言っています。
今後については、「今度は指導者として子どもたちを甲子園に連れてきたいと話していました。
 障がいがあって、困難なことがあっても前を向いて頑張っている高知商業高校の山中大河君の姿をみてとても立派だと思いました。

(写真:「大阪厚生カップミニバスケットボール中央大会」で優勝したチームに所属する本校の3名の児童たちです。)