11/5(月) 全校朝礼「最後まで使い切る」
- 公開日
- 2018/11/05
- 更新日
- 2018/11/05
学校長講話
校長講話(要旨)
おはようございます。
今日は9月にお亡くなりになった俳優の樹木希林さんのお話をしたいと思います。
先月の新聞にこんなに大きくお顔がでてました。少しだけれど樹木さんの言葉が出てましたので紹介します。
一つ目は、「靴下でもシャツでも、最後まで使い切る。人間も生きて自分を使い切ったと思えることが大事」という言葉です。
物や命を大切にする。自分を大切に思うように周りの人も大切にする。そして、一日一日を大切にして生きるということだと校長先生は思います。
二つ目は、「今の世の中って、一つ問題が起きると、みんなで徹底的にやっつける。だから怖い。誰も自分が当事者になるなんて考えていない。」という言葉です。
みなさんも、自分がされて嫌なことを人にしていませんか?いじめや差別につながる自分だけ良かったらいいと考えるのではなく、言われたりされたりした相手の気持ちに立って考えてみましょう。
三つ目は、「日本には『水に流す』という言葉がある。桜の花のように何もなかったように散って、また春が来ると咲き誇る。桜の花のように水に流すということを見直すべきだと思う。」という言葉です。
皆さん、考え方や意見の違いがあって、ケンカしたままいつまでもこだわっていませんか?お互いの悪いところを見るのではなく、良いところを思って仲よくしましょう。人を許す素直な気持ちを持ちましょう。
樹木さんの最後の言葉は、「それではみなさん、私は水に流されていなくなります。」でした。
樹木さんは全身のガンという大変なご病気でしたが、お言葉のとおり、自分の心と体を使い切って、いさぎよい人生を終えられたと思います。
(樹木さんの言葉は読売新聞の記事より抜粋しました。)