田植えから稲刈り体験 弥生時代を想像しよう
- 公開日
- 2013/10/18
- 更新日
- 2013/10/18
お知らせ
社会科の体験学習として6月に田植えをした稲が、この10月、頭を垂れて黄金色に実りました。肥料もやらず、農薬も撒かず、ただひたすら水だけをたっぷりあげていました。
10月16日に稲刈りをしました。弥生文化博物館から石包丁(木製)をお借りし、稲穂だけを刈る弥生時代の穂首刈りをしました。子どもたちは競って田んぼに入り、歓声を上げながら刈り取っていました。残りはスズメが食べてくれます。
17日、昨年もお世話になった弥生文化博物館からゲストティーチャーに来ていただき、刈った稲穂の脱穀と火おこし体験の指導をしていただきました。火は弥生時代のように、手を揉んで木と木で摩擦を起こします。燃えカスの木くずから火種をとってするのですが、これほど大変だとは思いませんでした。マッチやライターで簡単につく現代生活のありがたさを子どもたちも思ったのかもしれません。そして脱穀は餅つきの臼のようなものを使って二人向かい合って杵をつきます。すりつぶす感じで杵をつくのですが、相手との呼吸も必要で、子どもたちも楽しんでいました。
田植えから稲刈りを通じて、米一粒一粒の大切さや、弥生人の苦労と喜び、これからの食糧問題にまで考えるきっかけになればと思いました。