小学生でも「ごめんなさい」ですみません1 〜自転車事故〜
- 公開日
- 2018/04/25
- 更新日
- 2018/04/25
お知らせ
「交通安全」つながりで、1つのトピックスを・・・
交通事故は本当に身近なところに潜んでいます。
子ども達が事故にあわないように、しっかりとした交通ルールやマナーを教えることは私たち大人の使命です。
でも、いつもは「事故にあわない(被害者にならない)」観点から、子ども達を指導していますが、「事故を起こさない(加害者にならない)」指導の必要性も痛感します。
《 小学生でも、事故を起こせば責任が生まれるんです。》
2013年の7月に、
神戸地方裁判所が下した判決をぜひ知っておいてください。
事件は、
小学5年生の児童(当時11歳)が、坂道を自転車に乗って下った際に、散歩中の女性(当時62歳)と正面から衝突してしまい、その女性は頭などを強く打ち、今も意識が戻らない状態が続いているというものです。
神戸地方裁判所は、自転車に乗っていた子どもの母親に対し、総額で9520万7082円もの多額の賠償金の支払いを命じました。
この判決は、
小さな子どもが気軽に乗り回している自転車が引き起こした事故に、
ばく大な額の損害賠償が認められたという事実だけではなく、保護者
の責任を認定し、親に支払いが命じられたという二重の意味で、大き
なインパクトがあり、私たち大人はこの判決の重さをしっかりと胸に
刻み込んでおかなければなりません。
(学校長)