学校日記

怒ることと叱られること

公開日
2024/12/12
更新日
2024/12/12

お知らせ

2月9日 児童朝会

 先週、高学年が参加して行われた学校保健委員会では、健康委員会が「怒りってどうすればいいの?」という質問をまとめ、スクールカウンセラーの先生が答えてくださいました。「怒り」は自分が大切だと思うものがあるからこそ生まれるのだから、間違った心の動きではないし、誰にもあって当然、でも、「怒り」はそれほど長くは続かないから最初のピークで落ち着いた行動ができればトラブルや人の迷惑になることはない。ピークの時に深呼吸をしたり、「推し」のことなど考えたりすると落ち着くことができる、というお話でした。
 ところで、「怒り」の気持ちは皆さんが赤ちゃんの頃から生まれています。最初は泣くことで怒りの気持ちも表していました。少し成長して小学校に来るまでの間にはけんかになることも珍しくなかったと思います。さらに成長して考えたことを言葉で表現できるようになれば、たたいたりする暴力は減ってきたはずです。そして今、怒りをコントロールすることを学んでいるのです。もし、怒りをコントロールすることができないまま大人になってしまったらどうなるでしょう。大人がトラブルを起こしてしまうと警察のお世話になることになります。
 また、皆さんは「𠮟られる」こともよくあります。皆さんが誰かから「叱られる」のは、相手が皆さんに怒りの気持ちをぶつけているのではありません。皆さんが危険な目やトラブルを避けられるように教えようとしているのです。これも、小学生よりも小さな子なら、親など誰かに叱られても、それは大人が相手になってくれる、遊んでくれていると勘違いしてしまいがちです。だから注意されても余計に面白がって続けてしまうのです。皆さんは叱られる意味が分かるようになっています。ぜひ、自分の安全を守るため、注意されたことをしっかり受け止めてください。