秋の味覚 富有柿 (11.17)
- 公開日
- 2017/11/17
- 更新日
- 2017/11/17
給食・食育
今日の給食では、秋の果物として「柿」をいただきました。給食では、代表的な甘柿である「富有柿」と渋柿から渋抜きをした「平核無柿」の2品種を隔年で使っています。今年は「富有柿」を使いました。4人の調理員さんが2時間近くかかって、188個の柿の皮むきをしてくださいました。
柿の収穫量が最も多いのは、和歌山県で、次いで奈良県、福岡県の順になります。今日の給食の富有柿も和歌山県からのものです。柿は、実だけでなく葉も「柿の葉ずし」「柿の葉茶」などに利用されていますね。
「柿にある黒い点々は何?」と4年生からの質問がありました。この黒い斑点は「タンニン」というもので、渋味のもと(緑茶などにもふくまれています)です。甘柿は熟す過程で渋味を感じなくなるのですね。
柿には、このほかに、ビタミンC、カロテン、カリウム、食物せんい(特に干し柿)などを多くふくみ、疲労回復、風邪予防、生活習慣病に効果があるとされています。
富有柿は最もポピュラーな甘柿の代表品種で、果汁が多くて甘みが強く、シャキシャキとした歯ごたえが楽しめます。が、もうすぐ旬を終えます。季節の美味しさをぜひ味わっておきましょう。その後は、干し柿を楽しむことができます。校長室の前には今、2個のつるし柿がぶら下がっています。(写真下)