京橋慰霊祭 学校長あいさつ
- 公開日
- 2017/08/14
- 更新日
- 2017/08/14
学校の様子
聖賢小学校の代表として、学校長が以下のあいさつをしました。
「ただいま、ご紹介いただきました聖賢小学校校長の甲斐です。
児童と共に学校の代表として、本日の慰霊祭に出席させていただきました。
まず、さきの戦争で亡くなられた皆さまに謹んで哀悼の意を表します。
本校では、毎年、全学年で平和学習をしています。今年も、先月一日、聖賢平和集会を開催しました。集会では、はじめに私が父親から聞いていたシベリア抑留生活の話から、命の大切さ、命 つながりを話しました。そのあと、児童会の子どもたちがこの京橋慰霊祭の由来と、本日持参しました千羽鶴作成の意味を低学年にもわかるよう説明してくれました。
教室へもどり、一、二年生は絵本の読み聞かせやDVDを視聴し、戦争について、三年生以上の子どもたちは、地域のお年寄りから戦前戦中の学校のようすを学びました。
わたしに戦争のことを教えてくれた父親も他界して十数年が過ぎました。このように時が流れ、次の世代に戦争の体験を直接伝えていただける方もごくわずかとなりました。
これからは、単に平和を念じるだけではなく、自分達から進んで戦争について知る必要があります。子どもたちが京橋空襲慰霊祭に出席させていただき、地域に残る戦争の歴史を身近に感じることはそういう大きな意味があると思います。
これからも、戦争と平和をしっかり学ばせ、二度と同じ悲劇を経験しない子どもに育てることを、教育に携わる者としてご霊前にお誓い申しまして、ご挨拶とさせていただきます。」