全校朝会
- 公開日
- 2019/06/03
- 更新日
- 2019/06/03
学校日記
今日の全校朝会では、校長先生から「アサガオ」についてのお話がありました。
また、集会担当の先生からは、6月の生活目標「
雨の日のすごし方をくふうしよう」のお話がありました。
【校長先生のお話】「アサガオ」
横堤小学校は、正門から校舎に入る間には、とてもきれいな花がたくさん咲いています。
そこに、2年生はプチトマト、1年生はアサガオを育てています。
1年生、2年生のみなさんは、毎日、登校すると水を上げていますね。
プチトマトもアサガオも初夏の日差しを浴びてすくすくと伸びています。
校長先生はプチトマトがかわいい黄色い花を咲かせることを、初めて知りました。
アサガオは、校長先生にとって初めてじっくり栽培し、観察した植物です。
半月形の黒い種を手のひらの上で数え、それをまくと、数日後には土を持ち上げながらアーチ形の芽が出ました。
続いて、蝶が羽化するように双葉が開き、本葉が出て、巻きひげを支柱に絡ませながらぐんぐん成長していく様子が楽しみで、学校に行くのが待ち遠しくなりました。
梅雨が明け、らせん形のつぼみが開き、鮮やかな花が咲いた朝の喜びは今もよく覚えています。
また、花が終わると、小さな実がふくらみ、その中にできた黒い種は春に見たものと同じ種でした。
小さな子どもでも、生命が繰り返されていることを理解することができました。
たくさんの植物を見てきた中で、アサガオだけがこれだけ記憶に鮮明に残るのは、きっと「はじめて自分の手で最後まで育てた植物だから」、そして「みんなで一緒に観察した植物だから」ではないかと思います。
ここで、ある小学校の1年生が書いた詩を読みます。
「あさがおのめ」
ねぇ せんせい
みんなで おなじひに たねを まいたから
おなじひに めがでると おもっていたよ
みんな ちがうんだね
この詩を聞いてみなさんはどのように感じましたか?
同じ日に種をまいても、芽が出る日も、花が咲く日も、みんな違います。
アサガオを育てた経験のあるみなさんならだれもが納得できることです。
人も花と同じで、成長するスピードがちょとずつ違います。
どうか、それぞれのペースを大事に、じっくりと学び育ってください。