全校朝会
- 公開日
- 2020/11/30
- 更新日
- 2020/11/30
学校日記
今日の全校朝会はテレビ放送で行いました。
校長先生のお話のあと、キックベースボールチームが、秋季球技大会で第3位の成績を修めたので、その表彰を行いました。
最後に、担当の先生から、12月の生活目標についてのお話がありました。
【校長先生のお話「思いは見えないけれど、思いやりは見える」】
心に残る広告があります。
これは東日本大震災のあとに流れていたテレビ広告です。
「こころ」はだれにも見えないけれど
「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど
「思いやり」はだれにでも見える
その気持ちをカタチに
これは詩人、宮沢章二さんの「行為の意味」という題の詩から引いた言葉です。
その詩の原文を今から朗読します。
「行為の意味」
あなたの「こころ」はどんな形ですか?と、ひとに聞かれても答えようがない。
自分にも他人にも「こころ」は見えないけれど、ほんとうに見えないのであろうか。
確かに「こころ」はだれにも見えない。けれど「こころづかい」は見えるのだ。
それは人に対する積極的な行為だから。
同じように胸の中の「思い」は見えない。けれど「思いやり」はだれにでも見える。
それも人に対する積極的な行為なのだから。
あたたかい心があたたかい行為になり、やさしい思いがやさしい行為になるとき
「心」も「思い」も初めて美しく生きる。
それは人が人として生きることだ。
みなさんの心の中にはあたたかで純粋な思いやりの心がありますが、それはいつも見えている心ではありません。
しかし、たった一言の言葉かけで心づかいが見えることがあります。
言葉をかけることが苦手な人は、微笑みかけるだけでも思いやりは伝わるはずです。
そっと手を貸す、黙ってそばにいてあげる・・・・・
小さな行為ですが、あたたかな心づかいが伝わる姿です。
「『こころ』は見えないけれど、『心づかい』は見える。『思い』は見えないけれど、『思いやり』は見える」
短い言葉ですが、この言葉を忘れずに行動することができたならば、みなさんの周りにいる人たちは誰もがあたたかい気持ちになれると思います。
人が人として生きること、これを「人権」と言います。
12月4日から10日までの一週間を「人権週間」と定めています。
横堤小学校は、差別のない学校をめざしています。
お互いを認め合い、相手の気持ちを大切にしましょう。