全校朝会
- 公開日
- 2020/12/07
- 更新日
- 2020/12/07
学校日記
本日の全校朝会は、「大阪モデル」レッドステージ以降に伴い、放送で実施しました。
校長先生のお話のあと、児童会から、今週実施する「あいさつ運動」についての連絡がありました。
【校長先生のお話「人権週間」】
「人権」とは、人が人らしく、幸せに生きる権利です。
自由に遊び、好きなことを学ぶ権利、自分の思っていることを言うことができる権利などたくさんあります。
しかし、人権が守られず、みんなが自分勝手な行動をしたらどうなるでしょう。
悪口を言う、人のことをたたく、ける、人のものを壊す、仲間はずれにする…、そんな集団にいたら嫌ですね。
そうは言っても、悪口はつい出てしまうことがあります。
悪口の中には、相手の心を深く傷つけ、人権を侵害してしまうものがあります。
自分と違うこと、例えば、身体の特徴や行動特性について、外国人、障がいのある人、病気の人、お年寄りに対する差別の言葉は、言われた本人が直そうとしても直すことができないことであり、言ってはいけない言葉です。
お互いに相手の立場を考え、思いやりの気持ちをもって相手に接する心が大切です。
そういった心をもつことが人権を尊重することになります。
「みんなちがって、みんないい」
これは詩人の金子みすゞさんのことばです。
みんなそれぞれちがいがあります。
一人として同じ人はいません。
そのちがいを悪口の材料にするのではなく、個性として認めることが大切です。
みんなちがって、みんないいんです。
みんなには、その違いがもし病気や障がいであったとしたら、それを支援する人になって欲しいと思います。
最後に、金子みすゞさんの詩を紹介します。
「私と小鳥と鈴と」 金子みすゞ
私が両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥は私のやうに、地面を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、きれいな音は出ないけど
あの鳴る鈴は私のやうに、たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。