学校日記

全校朝会

公開日
2021/11/01
更新日
2021/11/02

学校日記

今日の全校朝会は運動場で行いました。
校長先生のお話のあと、集会担当の先生から11月の目標「ろうか、かいだんは右側を歩こう」についてのお話がありました。

【校長先生のお話「読書週間」】
10月27日〜11月9日までの2週間は『読書週間』です。
さて、みなさんは読書をすることで、どのような効能があると思いますか?
「幅広い知識の習得」「豊かな人間性を育む」「読解力の向上」「ストレス解消」など…
それ以外にも、皆さん一人ひとりに、読書の効能や目的があることでしょう。
校長先生は小学生時代を振り返って、個人的に一番の読書の効能と思っていることがあります。
それは「人との出会い」です。
人が一生のうちに出会える「人」は、いったい何人いるでしょうか?
しかも、「自分の生き方・考え方に影響を与えた人」となると、そうたくさんいるものではないと思います。
しかし、私は小学生にして、そんな人100人と出会うことができました。
それは「伝記」を読んだからです。
「伝記」は、ある人物の生涯を綴った読み物です。
多少の誇張や作者の歴史観が反映されることもありますが、史実に基づきながらその人の生き方や考え方が描かれています。
小学生時代の私は、図書館にあった約60冊の伝記シリーズを読破し、それ以外に読んだ単発のものを含めると約100冊に及びます。
聖徳太子、エジソン、野口英世、リンカーン、坂本龍馬…。
「偉人」と呼ばれる人や歴史に名を残す人が、何を考え、どのように生きたのかを小学生なりに知ることができたのは、その後の私の財産になりました。
なぜなら、様々な人生の局面や節目に、伝記で読んだ100人誰かしらの顔を思い浮かべ、例えば「坂本龍馬なら、こんな時どう判断するだろうか」などと考えるよりどころになったからです。
少し大げさですが、小学生の私が「自分の生き方・考え方に影響を与えた100人と出会った」というのは、そういう意味です。
「伝記」や「歴史小説」に限らず、さらにはフィクション・ノンフィクション等のジャンルに関係なく、多くの書物に多くの人の生き方・考え方が描かれています。
その人は、もしかしたら皆さんに生きるヒント・考えるヒントを与えてくれる人かもしれません。
せっかくの「読書の秋」です。
せっかくの「読書週間」です。
どうか、良き出会いを。