「何時に寝てるん?」
- 公開日
- 2020/07/29
- 更新日
- 2020/07/29
お知らせ
朝からあくびをしたり、まだ起きていない感じでぼんやりしているお子さんが少なくありません。今日も教室を回っているときに大きなあくびをしている1年生の子どもがいました。授業中だったのですが、「昨日、何時に寝たん?」と聞いてみました。「10時頃。」と答えました。私はびっくりしました。明らかに寝不足ですよね。1年生はまだ7歳です。寝るのが遅すぎると思います。お家の事情が色々あるので、必ずこの時間には寝かせてくださいというわけにはいかないとは思います。でも、できれば低学年は午後8時には寝かせてほしいと思います。どうしても難しいということであっても、午後9時には寝かせてあげてください。高学年になると午後11時。中には午前0時という子どもまでいます。高学年でも午後10時には寝るというぐらいでないとだめだと思っています。「今の時代は夜型だから。」で済ましてはいけないことではないでしょうか。
昔から「寝る子は育つ」と言います。そのことは迷信でも何でもありません。現在、科学的にも証明されている事実です。調査の結果からも睡眠時間をしっかり確保し、スクリーンタイムの少ない小学生は身体的にも健やかに育ち、学力も高くなるという結果が出ています。その上、情緒的にも安定し、いわゆる「切れる」ことが少ないという結果も出ています。一度、お子さんの就寝時刻について考えていただければと思います。
大阪市立金塚小学校長 山本信吾