先日、松虫中学校の学校協議会に参加してきました。午後６時開始なので５分前に到着し、２階に上がる階段のところで「校長先生！」と女の子２人に呼び止められました。
「私らのことわかる？覚えてる？」
　私が金塚小学校に転任してきた年に６年生だった中学２年生の女の子でした。マスクをしていたし、少し大人っぽくなってはいたけれど、忘れてはいませんでした。
「〇〇さんと○○さんやね。バスケットボール部に入ってるんや。久しぶりやね。みんな元気にしてる？」
「みんな元気にしてるよ。私、生徒会長してるねん。」
「私は委員長やで。５つある委員会のうち４人が金塚の子やねんで。頑張ってるやろ。」
　彼女たちにすればたわいのない話なのかもしれません。でも、私は胸がいっぱいになりました。本当に頑張っているね。金塚小学校を巣立った子ども達が中学校で頑張ってくれている話を聞くと本当に嬉しく思います。
「忙しいと思うけれど、時間があったら小学校にも顔を出してや。」
「わかった。行くわ。」
　そこで別れたのですが、去っていく彼女たちの後ろ姿は溌溂としていました。彼女たちのおかげで本当にいい一日になりました。