朝会
- 公開日
- 2020/10/31
- 更新日
- 2020/10/30
お知らせ
10月26日(月)
朝会での校長先生のお話です。
おはようございます。元気な声が放送室まできこえてきました。
10月の終わりになって気候の方も寒くなってきました。
先週金曜日は近畿地方に木枯らし1号が吹きましたね。
木枯らし1号っていうのは、10月の半ばから11月の半ばぐらいの間に吹く北寄りの風速8メートルぐらいの風が吹いたときに木枯らしといいますが、その木枯らし1号が、近畿地方にも吹いたようです。
先週22日23日と6年生修学旅行お疲れさまでした。
それから、1年生から3年生まで遠足いってきましたね。お疲れさまでした。
雨で中止になっていた4年生とご年生の遠足も今週何とかお天気ももって
今日は4年生出発ですけれども、4年生5年生気をつけていってきてほしいなあと思います。
今日の私のお話は、先々週にお話しした続きです。
この前は、大阪の文化である上方演芸、その中でよく出てくるあほとかボケとか言って人を笑わすこと、その言葉を私たちは何気なく日常の中で使っていますけれども、そういうことについてみなさんどのように考えますかというような投げかけをしました。
たくさんの人たちがわたしはこんな風に考えます、こんな風に思いますというふうなことを校長室に届けてくれました。
今日はその中から少し紹介したいと思います。
まず1年生
私は校長先生の話を聞きました。ちょっと勉強のことを忘れただけで、「おまえあほか」とか、「おまえバカちゃう」と言ってくることがあります。そんな時とてもいやな気持になります。
1年生でした。
ある4年生の子は一言で素晴らしい表現をしています。
「そういう“いじり”とかからいじめが始まると思います。」
5年生6年生はさすがに大人に近い考えを書いていました。
5年生
「もっと言葉に責任を持った方がいいと思いました。何を言ったら相手が傷つくか、何を言ったら相手が悲しむか、何を言ったら相手が喜ぶかをもっと考えて話しする方がいいと思いました。」
6年生
「漫才などの突込みでは、笑いを取るために“あほか”や“ボけたか”などと言ったとしても誰も傷つかないが、勉強などの面で、“あほか”や“ぼけたか”と言われると言った側は悪気はないかもしれないけれど、言われた側は傷ついているかもしれない。日常で気軽に“あほか”や“ボけたか”などと言うのではなく、その場を考えて言葉を使うといいと思いました。」
今日は4人だけの紹介でしたけれども、校長室に寄せられたこのようなみなさんのいろいろな考えや思いはどれもこういう言葉を日常で使うと、とてもいやな気持になる、だからもっとしっかりと相手の気持ちをよく考えて、言葉の意味もよく考えて話をしなくてはならないということがみんなの感想の中の共通点でした。
さすが丸山の子どもたちだなあと思って感心しました。
じゃあ今日はもう一つまた投げかけたいと思います。みなさんこのことをどのように考えるでしょう。
私たちの日常にあることです。
わたしたちは人として人の命を大切にしなければならないということを、生まれた時から周りの大人たちによってしっかりとしつけられてきます。
学校での教育も勉強や活動を通して、人のいのちや人を大切にしなくてはならないというそういう風な基本に則っていろいろな取り組みが進められます。
でも自分の日常をちょっと振り返ってみてください。テレビゲームで簡単に敵や相手や大きな生き物を殺していませんか。リセットボタンを押したらよみがえることがあったり、元に戻ったりスタートに戻ったりしますけれども、人のいのちはリセットボタンではよみがえりません。それから、テレビのいろいろな番組、人のいのちを大切にしなくてはならないといいながら殺人事件や相手の命を落とすような連続テレビドラマが大ヒットしたりします。みなさんこのような形で考えたとき、人のいのちっていうのはどんなに大切なものなんでしょう。今日皆さんに問いかけるのは、あなたはこのような日常の中で、人のいのちや自分のいのちをどのように大切にしていますか?と言う投げかけです。今日もまた、教室の先生方にお願いして余った用紙の裏で結構です。自分の思いや考え、自分の気が付いたことを書いて校長室に届けてください。
だんだん寒くなってきます自分の体調管理しっかりして、元気に一日を過ごす、そんな日々を送ってほしいと思います。私の今日のお話を終わります。