沖縄戦について
- 公開日
- 2017/11/22
- 更新日
- 2017/11/22
6年生
6年生は、総合学習で「平和学習」に取り組んでいます。
本日は、学校近くの三線の先生に、沖縄で起こった戦争について語っていただきました。
1945年の4月1日にアメリカ軍が数百万発の艦砲射撃の後上陸したこと、沖縄の人たちが北と南にだんだん追い込まれたのち、たくさんの人の命が亡くなったことなどの話の後、「白旗の少女」の話をしてくれました。
洞窟に逃げ込んだ住民がアメリカ軍に包囲されました。
軍の指示で住民は次々に手りゅう弾で自決していく中、少女の家は手りゅう弾が不発に終わり、父親がやむなく棒で家族の命を奪うことに。
少女だけは、洞窟からジャングルに逃げ込み、ある老夫婦がいる洞窟にたどり着く。
そこでも、アメリカ軍に包囲され、老人が棒を取り出し、どうするのかと思えば…、
自分のふんどしを棒にくくりつけ、アメリカ軍にこの白旗を振りなさい!
そうすれば、命が助かると言って送り出してくれた話です。
その少女は今もご健在で、家庭も子どももでき、命がつながって、現在に至る話です。
最後に自らの三線と学校長のギターで演奏しながら、「島唄」を歌っていただきました。
「デイゴが咲き乱れ、風を呼び嵐が来た…♪」
聞きなれた歌ですが、デイゴは4月に咲く沖縄の花、嵐はアメリカ軍だったのですね。
沖縄を学習すると、沖縄の人が言う「命は宝」を感じます。
「平和学習」は命の尊さを知る学習です。