思い込みを捨てると!
- 公開日
- 2019/07/29
- 更新日
- 2019/07/29
学校日記
令和元年7月29日(月)サマーヴァケーションコラム5
「3秒でハッピーになれる 超名言100」(ひすいこたろう著 Discove)より、
「死ぬのが怖い」と悩んでいるおばあちゃんがいました。このおばあちゃんに、僕が初めて入社した会社の社長は、こう伝えていました。
「おばあちゃん、人は死なないと困るんだよ」
おばあちゃんは、意味がわからずポカンとしていました。
「おばあちゃん、200歳まで生きたと想像してみて。友だちはみわな死んでるよ。あなたのお子さんも死んでるし、お孫さんも死んでる。200歳まで生きたらひとりぼっちだよ。それでも死にたくない?」
すると、おばあちゃんは笑いながら「死にたい」と言いました(笑)。
「問題を深刻にしているのはいつだって自分なんだよ。だから笑ったらそこで終わり」
社長は僕にそう教えてくれました。犯人は自分ってわけです。
たとえば、子どもが不登校だと悩んでいるのは、「学校に行かなければならない」という価値観があるからです。その価値観に「それってほんと?」って問うて見るんです。昔の日本には、子どもが学校に行こうとすると「農作業を手伝いなさい」と怒られた時代さえありました。
敵は、自分の「こうであらなければならない」という「思い込み」であり「信念」なんです。
それをひとつ手放すことがらできたら、世界から敵(不安や恐怖)はひとつなくなります。「こうであらねばならない」という「正義」が、世界に「敵」を生み出すんです。
学校文化にも「こうあらねばならない」という慣習のようなものはないでしょうか?「今までやってきたんだから、これからもしなければならない」ということはないでしょうか?「新しいことをするときに、できなかったらどうしようと不安になりやらない」ということはないでしょうか?
本当の敵は、自分の「思い込み」です。思い込みを捨て、前例主義にとらわれず、正解主義にとらわれず、事なかれ主義にとらわれず、学校文化をワクワクするかしないかで変えていきませんか?きっと大人がワクワクしていれば、子どもたちもワクワクしますよ!