学校日記

人のせいにしない習慣

公開日
2019/08/17
更新日
2019/08/17

学校日記

令和元年8月17日(土)ホリデーコラム57
「前祝いの法則(ひすいこたろう・大嶋啓介著 フォレスト出版)」より、

成功している華僑の人たちを研究した小方功さんの著書「華僑 大資産家の成功法則」には、「成功者に法則はなく、失敗者のみに法則がある」と書かれています。その人にあったやり方があるので、人の数だけ成功法則はあるが、失敗する人のみに、共通する法則があると。

失敗する人の共通点、それは問題を人のせいにする習慣だと。

失敗する人は、「社長が悪い」「立地が悪い」「従業員が悪い」、あげくの果てには「時代が悪い」などと、必ずなにかのせいにしているのだと言います。
つまり、誰かのせい、なにかのせいという、言い訳をしなくなった瞬間に、あなたの人生から失敗はこつぜんと消え去るということです。
ここで、恐妻家ひすいこたろうから、1つ言わせてください。僕は、妻を変えようとして6年間ケンカをし続けましたが、妻は変わりませんでした。相手が悪いってのとは、いくらでもあると思います。しかし、そう思っているかぎり、相手を責め続けることになり、責められて変わった人など、この世界に1人もいないんです。

なぜなら、どんな人も、「自分は正しい」と思っているからです。

あなただって責められたら、心では「はい、はい」とうなずきながらも、本心はその人が大嫌いなままだと思うんです。
誰かのせいにしている時点で、自分は、誰かによって、脅かされる弱い存在だということを受け入れてしまっているのです。それは、自分の人生を誰かに明け渡していることになり、他人に軸を置いた生き方になってしまっている。でも、「この問題を自分が成長するためのジャンプ台にしよう」と思えたときに、自分はこの問題を解決できる力があると認めたことになります。これが自分軸の生き方です。軸が他人にあるか、自分にあるか、この差は大きいのです。
僕らは、誰かを責めるために生まれてきたわけじゃないんです。愛を深めるために生まれてきたんです。

すべての問題は、真正面から向き合ったら、100%、あなたの愛を深めてくれます。

ひすいのデビュー作を「ありがちじゃない!」とけなし、僕の本がアマゾンで総合1位になったときに「あんたが何位になろうが家庭じゃ最下位でしょ!」と、けなした、あの鬼嫁が、なんと結婚21年目にして優しくなったんです。
僕の本は、普段、本を読まない人でも、「ひすいさんの本なら読める」とお褒めいただくことが多いんです。でも、どうして僕は、本を読まない人にも伝わる書き方をこれほど磨いてきたのかに思いをはせたときに、ふと気づいたんです。
そうか、僕は、普段、本を読まないカミさんにも伝わるように文章力を磨いてきたんだって。僕の無意識の想定読者はいつもカミさんだったんです。
だからこそ、わかりやすく伝える技術が磨かれ、ベストセラーを出すことができたんです。ひすいこたろうを生んだのはカミさんでした。そこに気づいたとき、カミさんに対して、心から感謝の思いが湧き上がりました。僕にとっては価値観の真逆なカミさんこそギフトだったんです。
価値観が違うことで、かつては悩んでいました。しかし結婚して21年、いまは価値観が違うことに涙が出るくらい感謝できます。そして、カミさんへの感謝の想いがあふれたとき、なんとカミさんが豹変したんです!(中略)
思いどおりにいかない相手や問題は、あなたの愛をさらに深め、あなたの存在を飛躍させてくれるギフトなのです。
「敵」こそが、あなたを「素敵」にしてくれる存在だってことです。感謝合掌。




自分の目の前に起こる問題のすべてにギフトが隠されているんですね。そう思うと、どんな苦難、困難が起きても、なんだか乗り越えられる気がします。ピンチの波をチャンスにして乗りこなせるサーファーってかっこいいじゃないですか!