ワクワクするために!
- 公開日
- 2019/08/16
- 更新日
- 2019/08/16
学校日記
令和元年8月16日(金)ホリデーコラム56
「前祝いの法則(ひすいこたろう・大嶋啓介著 フォレスト出版)」より、
実は、経営者も、自分で掲げた目標にすでにワクワクしていない人が多いんです。「やらなきゃいけない。達成しなければいけない」と数字に追われて、みんな深刻になっています。
社長が深刻になって面白がれていないので、社員さんだって当然、目標にワクワクしてないんです。高校野球でも、楽しめてないように感じます。勝たなければいけないとプレッシャーで深刻になっています。
深刻になればなるほど夢は逃げてしまう。
奇跡が起きにくいチームや会社は、まず空気が重いんです。まったく喜んでないし、楽しめていない。その原因もシンプルで、トップが深刻になっちゃってるんです。トップの心の状態が「空気感」(雰囲気)を作ります。チーム作りは空気作り、人作りは空気作りなんです。
目標は深刻になるために持つのではなく、ワクワクするために持つんです。
おもしろくない「現実」があるのではなく、おもしろくない「視点」があるだけです。
現実は普通にしていたら、けっこう退屈なんです。でも、そこにワクワクできる理由を自分で作り、また、自分で見つけていくのです。その先で、どんな最高の未来が待っているか想像するのです。
これが「問題解決の予祝」の基本になるので、もう一例、松下幸之助さんの例でさらに深めてもらいます。
松下が、創業間もない頃、まだ電球が普及してなかった時代、つまらなそうに電球磨きをしている従業員に幸之助はこう言ったそう。
「君、ええ仕事しとるな」
従業員は、「えっ?毎日、同じように電球を磨く退屈な仕事ですよ」と答えると、幸之助はこう返した。
「本読んで勉強してる子どもらがおるやろ。そんな子どもらが、夜になって暗くなったら字が読めなくなって、勉強したいのにできなくなる。そこであんたの磨いた電球つけるんや。そうしたら夜でも明るくなって子どもらは読みたい本を読んで勉強できるんやで。あんたの磨いているのは電球やない。子どもの夢を磨いてるんや。もの作りはものを作ったらあかん。その先にある笑顔をつくるんやで」
これを言われた従業員は、自分の仕事に自信と誇りを持つようになったそうです。
どんな状況だって、ワクワクできる理由は、探せるし、作れるのです。
どんな状況でも面白がれる見方があるのです。自分がどう思っているかが、あなたの世界。いま、この瞬間から新しい世界が作れるのです。
「現実は普通にしてたら結構退屈」というところが特に考えさせられました。よく子どもに何かの感想を聞くと、「普通」と答えることがありますが、「普通って?何が普通なのでしょうか?」価値判断は一人一人違います。したがって、その人がどう考えるかはみんな違うんです。だから、普通の基準はみんな違う。大切なことは、自分がどう思っているか!じゃあ、その考え方を常にプラス思考にすることも自分次第!どんな状況でもワクワクする方を選びたいですね!