学校日記

主役は子ども!

公開日
2019/09/24
更新日
2019/09/24

学校日記

令和元年9月24日(火)モーニングコラム57
「2020年からの教師問題(石川一郎 著ベスト新書)」より、

(昨日の続き)
ただ問題は、生徒たちが自分で考えなくても「正解」にたどり着くことができることです。
教師の指示がないと何も考えない。そんな生徒が将来、社会に出て行ったらどうなるでしょう。誰かにやるべきことを与えられないと何もできない、いわゆる「指示待ち人間」と呼ばれる人たちは、このような教育があったから生まれたのではないでしょうか。
「正解のない『問い』」と向き合わなければならない2020年以降の教育の場合は、最短距離で生徒が「答え」を出すような方法はないのです。生徒一人ひとりが、自分で考えて答えを出していくしかありません。
また、教師にしてみても、正解が一つではなくなることで、本来は指示を出すことが出来なくなるはずなのです。にもかかわらず、いまだに「主役感」を捨てきれていない教師は、近々、出番を失うことになるでしょう。
(明日へ続く)





正解が一つではなくなると、教師も子どもたちと対等に答えを探し出す必要が生じるでしょう。だからこそ、大人は子どもから学ぶ必要があるのです。
「主役感」は教師には必要ありません!