「雑煮」と「ごまめ」 〜正月の行事献立〜
- 公開日
- 2021/01/08
- 更新日
- 2021/01/08
校長室より
本日(8日)の給食は行事献立でした。白みそ仕立ての雑煮とごまめでした。
お正月に食べる「おせち料理」は平安時代の朝廷行事でつくられた節句(せっく)料理が起こりのようです。
季節の変わり目に田畑でとれたものを神様にお供えし、神様と人とが食事を供にするという意味の「お節供」から「おせち」となったようです。
ちなみにお箸(はし)の両側が細くなっているのも、一方が神様用で他方が自分用に使うからです。こうした節句は1年に5回(1月、3月、5月、7月、9月)あったので,おせち料理も1年に5回食べていたことになりますが,現代のように新年を迎えるお正月料理になったのは江戸時代後半だそうです。
最近では「おせち料理」の習慣も薄れてきているようですが、それぞれの料理にはいろいろな願いが込められています。
黒豆…1年をまめ(健康・まじめ)に暮らせるように。
数の子…子孫繁栄。
ごまめ(田作り)…豊年豊作。五穀豊穣。
昆布…よろこぶことがあるように。
えび…腰が曲がるほどの長寿。魔除けの赤色。
きんとん…「金団」。財産が貯まりますように。
伊達巻…巻物に似ているので、文化発展。
反物(たんもの)に似ているので、衣装に困らない。
そのほかの料理の意味や込められた願いも調べてみましょう。