学校日記

算数を究める  みんなの学習4が始まって

公開日
2021/02/14
更新日
2021/02/15

算数を究める

「思い込み」と「先入観」

 8回シリーズ全校参加の「長居小 みんなの学習4」が始まって、12日の金曜日で4回目になりました。
 毎回、児童が考えた力作が出題されています。
 2月5日宿題の問題について、質問をいただきました。

問題 *--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*
 人気のスイーツ店で、自分を入れて、10人並んでいます。自分は、後ろから2番目です。列の中に友だちがいて、自分から4人前です。友だちは、後ろから何番目ですか。
*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--

 これまでこのような問題は『順序数』の問題として捉え、問題を作成した6年生も『順序数』の問題として作問しました。なので「自分から4人前」の表現は、「自分を起点とした前に4番目」と『順序数』を意識して捉えていました。しかし、「算数の『順序数』の問題」を意識せずに読むと、「自分から前の4人」と読み取ることもできます。つまり一人分答えがずれてしまうことになります。
質問を受けて、なるほど…と思いました。

 問題づくりは、「相手に情報を適切に伝える力」の育成につながり、問題を解き合うことは、「問題の情報から適切に解決する力」の育成につながります。「相手に情報を適切に伝える」ことの大切さ、難しさを改めて感じたところです。このことは、児童にも伝えたいと思います。
貴重なご質問に感謝いたします。ありがとうございました。