前回、試験管に示温インクを入れた水を温め、温まり方が、下から順という予想とちがう結果になり驚いた4年生。
　今回、
「じゃぁ、どうやって温まりは移動するん？」
と、新たな『問い』を持った4年生の今回の実験は、示温インクをビーカーに入れ、温まりの移動を観察しました。
　ビーカーの端に火を当て、観察すると、底の部分がまずピンクになり、細いピンクが一気に上に上がり、広がっていくのを確認しました。
「上に上がってから広がっていくんだ！」
温まりの移動を見つけたみんなです。

　温める位置を真ん中にしていたグループがありました。
「あれ？あの班、真ん中につけてる」
　何人かが気がつきます。
　この班、火をつけるタイミングは最後だったのに、全部がピンクになるのは最初でした。
　もちろんまちがいです。
　でも。
「つまりさぁ、真ん中からあっためたほうが早いってことや。」
「温めるところの違いで、温まり方も変わるんだ。一気に広がったなぁ」
　失敗から学びます。
　それと、自分たちの結果とのちがいを。

　安全に失敗する。
　そこから学ぶ大切さをみんなから学びました。