15th Anniversary Thank You大空
- 公開日
- 2021/02/19
- 更新日
- 2021/02/19
ふれあい科
2021年2月19日(金) ふれあい科
月曜日から冬の寒さがぐっと身に染みてきました。
しかし、子どもたちは今日も元気いっぱいの様子です!!
なぜなら、今日は待ちに待った「15th Anniversary Thank You大空」です!
1.2学期と同様に感染症対策のため、大空の子どもたち全員が講堂に集まることはできません。1〜4年生の事前に録画したものと、サブリーダーとリーダー(5年生・6年生)の講堂での演奏の生中継を組み合わせ「Thank You大空」をつくります。
時計の針が10時を指そうとしています。
いよいよスタートです。
まずは、司会進行を担当する6年生で構成された「実行」のメンバーが講堂に並びます。
そして、「オープニングメッセージ」を伝えます。
「今日のThank You大空のテーマは【大切な人に 届けよう 音楽でつなぐ ありがとうのバトン】です。」
「音楽を通して、みんなの心をつなぎ、ありがとうの気持ちを伝えたい。いつも私たちの近くにいてくれている家族や友だち。ともに大空をつくってくださっているみなさん。今は離れていて、なかなか会うことのできない多くの人たちに、日頃感じているたくさんのありがとうの思いを届けたいと思います。」
「東日本大震災から10年が経とうとしています。災害や感染症などで大切な人を失い、今でも辛い思いをしている人たちが世界にはたくさんいます。命を守り、大切にするということに日々取り組んでいる今、私たちは、となりの人たちをこれからも大切にしていかないといけないと思います。」
メッセージを伝えるリーダーの堂々とした姿に、子どもも大人も引き込まれていきます。
まずは、6年生による2部合唱「ふるさと」です。
今までの大空小学校のリーダーが大切に歌い続けてきた曲です。
今年のリーダーも、伴奏なしのアカペラにチャレンジします。
音を合わすのが難しかったのですが、まわりの音に耳をかたむけ、その中に自分の音をそそぎこみ、みんなでつくっていくことで、どんどんバージョンアップしてきました。
6年生がつくる、素敵な優しいハーモニーが響き渡りました♪
次に、1・3年生による合奏「ミッキーマウスマーチ」(合奏・リズム表現)です。
1年生は、前半はカスタネット。軽快にリズムを刻みました。後半はリズム表現。元気いっぱいに踊り、最後は「ポーズ!」でしめくくりました♪3年生は、全員がオーディションにチャレンジ。日々自分の楽器に向き合い、精一杯力を高めてきました。緊張しながらも、やる気満々、最後まで演奏しました。
次に、2・4年による合奏「魔女の宅急便より」です。
2年生は、ギロやカホン、コンガなど初めて見た打楽器にもチャレンジしました。最初は曲に合わせてリズムをとることが難しかったけれど、休み時間などを使って自分の力を高めていきました。4年生は、安定感のある演奏で2年生をリードすることができました。「自分たちが2年生を引っ張っていくぞ!」と意気込んで、学習に取り組みました。
2年生の元気でノリノリな演奏と4年生のみんなを包み込むような優しい演奏ができました。聞いている人たちには、ありがとうの宅急便が届きました♪
次に、6年生による卒業演奏「It Don’t Mean A Thing」です。
今年のリーダーは少し難しいジャズの曲にチャレンジし、今まで大切に学習を積み重ねてきました。
今日は、一人一人が音楽を楽しみながら、真剣なまなざしで指揮を見て演奏をしていました。見ている人は、ジャズの心地のいいリズムとリーダーの楽しそうな演奏から、自然と体でリズムをとり音楽を楽しんでいました♪
そして、5・6年生による合奏「ラデツキー行進曲」です。
6年生にとっては大空小のみんなとつくる最後の音楽です。生放送で演奏を披露しました。
Thank You大空では、今年度初めて高学年チームとして5・6年生が一緒に合奏しました。
5年生にとっても憧れの6年生(リーダー)とともに学習することができ、いい緊張感で学ぶ様子が見られました。6年生が、同じ楽器を担当する5年生にアドバイスしてからは、演奏もさらにバージョンアップしました。
今年度初めて登場した、デスクオルガンやお琴チームもかっこいい音色を奏でました♪
とても迫力のある演奏に、アンコールの声が!!
2回目の演奏ではみんなで手拍子をし、離れていてもみんなつながってAnniversaryをつくっているんだと改めて感じました。
最後に会場合唱「歌よ ありがとう」です。
「この曲は今までの『ありがとうコンサート』で歌われてきた曲です。歌は心のそばにあり、勇気をくれる。歌うことが大好きな私たちにぴったりの曲です。」
「今年度は、全校みんなで集まることができませんでした。みんなで集まることの大切さ、みんなで歌えることの喜びを感じながら、大空小のみんなで心を合わせ、一人ひとりのありがとうの気持ちを歌にのせて届けます。」
スクリーンには、運動場に集まり全員が心を合わせて歌っている姿が映し出されます。
運動場で、マスクをしながら、距離を取ってと、様々な制限はありますが、それでも全員の気持ちを一つに合わせて歌うという場を大空のみんなで共有することができました。
大空に歌声が響き渡る、そんな全校合唱でした♪
そして、「エンディングメッセージ」です。
「みなさん!自分たちの『ありがとう』の思いを届けることができましたか?この会がたくさんの温かい思いのハーモニーでいっぱいになりました。今は、みんなが一つの場所に集まることができず、離れていてなかなか会うことのできない人もたくさんいますが、私たちは本当にたくさんの人に見守られています。
サポーターのみなさん、図書レンジャーさん、パトレンジャーさん、地域のみなさん、そして、これまでに出会ったたくさんの人たちに支えられていることを今改めて強く感じています。」
「2011年3月11日の東日本大震災をきっかけに大空小学校では、いのちを守る学習が始まりました。いのちを守る学習で、私たちはいのちの大切さと毎日大切な人がとなりにいてくれるのが当たり前ではないということを学んでいます。この1年は実際に今まで当たり前のようにできていたことができなくなり、自分のいのちを守るだけでなく、大切な隣の人のいのちも大切にしながら日々を過ごしてきました。これからも私たちは大空小で学んだ『自分のいのちは自分が守る。そして、隣の人のいのちは大切にする』を大切にしながら生きていきます。私たち6年生は卒業しても大空小学校でつけた力を高めていきます。これからも私たちの大切な大空小をみんなが自分らしくつくり続けていってください。」
子どもたちが「この地球の友だちだから」に合わせて退場します。
1〜4年生は「歌よ ありがとう」の時に撮影した動画をスクリーンに映します。そして、リーダー・サブリーダーは講堂から退場の様子を生中継します。
最後までやり遂げた子どもたちが退場していく姿は堂々としていて、またひとつ大きくなり、次の学年へと進んでいくようにも見えました。
リーダーにとっては、大空小での最後のコンサートにあたる「Thank You 大空」でした。
今年はコロナの影響により、いつものようなコンサートはできませんでした。
しかし、そんな状況でもリーダーは6年間の集大成として、これまで高めてきた4つの力を自分らしく発揮しました。そのたくましい姿に1〜5年生は強く「憧れ」を感じたに違いありません。子どもたちはきっと自分がリーダーになったときの姿を想像しただろうと思います。
さて、今年度も残すところあとわずかです、できることに制限はありますが、それでも、今できることを精一杯考え、学習していきます。そして、次の学年、次のステージへ向けて子どもたちと共に成長していきます!
【コミュニティ部】