学校日記

自分がつくる修学旅行 広島 1日目

公開日
2016/12/06
更新日
2016/12/08

お知らせ

2016年12月6日(火) 修学旅行 広島 1日目

10月に台風の影響で延期となっていた修学旅行。いよいよ今日から広島方面へ1泊2日で向かいます。

朝、7時45分に講堂に集合し、出発式ではまず、修学旅行のテーマを確認しました。

今回の修学旅行のテーマは、

“自分から学び、友達との絆をふかめよう”
“原爆のこわさを知り、命の大切さや平和の大切さを学ぼう”
“出会った人とのふれあいを大切にしつながりを大切にしよう”

です。今まで高めてきた力、「たった一つの約束」を守り、「4つの力」を使って修学旅行をみんなでつくります。

そして、たくさんのサポーターや教職員に見守られ、いよいよ出発です。

広島までは電車を乗り継いで向かいます。その旅路は子どもたちにとって、未知の体験の連続でした。

長居から新大阪までの地下鉄での移動では、いつもは経験することがない満員電車にとまどい、新大阪に着いてからの構内探検では、広い構内と人の多さに驚き、広島までの新幹線では、スピードの速さと大阪では見られない窓からの風景に目を輝かせていました。

たくさんの発見がある中でも、子どもたちは、これまで培ってきた力を発揮し、駅構内での5分前集合であったり、よそ見をしている子に声をかけあう姿が見られたりと、緊張感をもって学習に取り組んでいました。

新幹線から降りると息つく間もなく電車、船と乗り継いで、宮島へ向かいます。まずは、宮島の厳島神社を見学し、事前に学んだことを自分たちの目で確認していました。そこから、集合時間に間に合おうと、急ぎすぎて道に迷う子もいましたが、何とか無事に全員で店にたどり着き、広島焼を昼食でいただきました。「おかわりが欲しい!」と言う子もいたくらい大人気で、思い出に残る昼食の時間になりました。

そこから広電に乗り継いで、原爆ドームへ向かいます。長い電車の中ではそれまでの疲れが出たのかほぼ全員が爆睡でした。原爆ドーム前に電車が到着したころには、西日が差してあたりもすっかり寒くなっており、子どもたちも一気に目が覚めたようです。

気持ちを切り替えて平和記念資料館での学習がスタートしました。みんないつもは見せない真剣な表情で展示物を見ています。それぞれ学習したことは修学旅行のしおりのノート欄にたくさん書いていました。夕食後にそれをもとにまた学び合うため、これから子どもたちの話を聞くのがとても楽しみです。

平和記念資料館を出た子どもたちは、外国語活動として、平和公園を歩いている外国人の方々に英語で話しかけに行きます。恥ずかしがりの子たちも少なくないはずなのに、自分たちで積極的に話しかけに行って、コミュニケーションにチャレンジしていました。

自分の思いが通じる喜びを感じたあとは、原爆の子の像の前で、大空のみんなが心を込めて折った千羽鶴を捧げ、いのちの歌を歌いました。周りに観光客が多い中、「恥ずかしいなあ」という声も聞こえましたが、そこは城間先生が「みんなが学習してきた力をいつも通り発揮します。」と伝え、子どもたちのやさしい歌声が平和公園に響きました。歌い終わった後は、観光客の方々から拍手も起こり、子どもたちは照れくさそうに笑っていました。

これから、ホテルに戻って夕食です。まだ子どもたちの学びは続きます。


【コミュニティ部】